● 真珠の耳飾りの少女[4]   2012年10月30日


     オランダのマウリッツハイス美術館展が三宮の神戸市立博物館でVERMEER003.JPG 2012年9月29日から2013年1月6日まで開催されています。オランダの至宝、ヨハネスフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」に会いに行ってきました。
     青いターバンの少女、真珠の耳飾りの少女と呼ばれ、オランダの画家フェルメール(Johannes Vermeer) の作品で人気が高く、この少女の表情から「北方のモナリザ」とも呼ばれています。
     微妙な少女の視線、濡れた赤い唇にフェルメールは何を語らせようとしているのでしょうか。

     絵画の顔料については知識がありませんが非常に深みのある色合いに、ターバンのブルーが印象的です。ウルトラマリンブルーと呼ばれ、エキゾチックなターバンと大きな真珠の耳飾りに白い襟元が暗い背景から引き立たせています。光線の使い方も写真には真似の来ない深みのある色使いを際立たせていました。
     少女の妖艶な赤い唇とこちらを見つめる大きな瞳、暗色の背景から浮き上がるように描かれ、謎めいた表情に魅了されます。
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